DETAIL
GOULALAは、東ティモールの北部にあるエルメラ県のレテフォホ郡にあるゴウララ村で栽培されるコーヒー豆のことです。ゴウララ村は標高1450m以上の高地に位置し、赤土という肥沃な土壌でコーヒーが育てられています。
GOULALAの特徴は、完全無農薬、化学肥料不使用、全て手作業で収穫されるということです。東ティモールは国に農薬が入った歴史すらないそうです。品種改良が行われてこなかった希少なティピカ種を、農薬や化学肥料を一切使わずに栽培しています。完熟豆だけを手摘みし、ハンドピックによる不純物の除去、摘み取り後は当日中に精製します。パルピング、選別、洗浄、発酵したものを、天日乾燥により水分量約12%まで乾燥させます。スクリーンサイズ毎に選別、袋詰めをされた、農園・区画指定のマイクロロットです。
GOULALAの味わいは、ほろ苦さを伴いつつも軽やかで、鮮やかな果実味を感じられます。また、ほのかな優しい果実味が心地よい余韻として残ります。コクは中程度で、後味はすっきりとしています。焙煎度合いによっても味わいが変化しますが、中煎りのシティローストがおすすめです。
GOULALAの歴史は、1815年にポルトガル領ティモール総督がコーヒー苗を持ち込んだことから始まります。19世紀半ばにはコーヒーが東ティモールの主要な輸出産品となりましたが、1890年代にさび病が発生し、主だった種は絶滅してしまいました。しかし、アラビカ種とロブスタ種の自然交配によってできた「ハイブリット ティモール種」が生き延びました。この品種はさび病に耐性があり、今も東ティモールの主要な品種となっています。
1975年にインドネシアによる侵攻を受けた後も、コーヒー栽培は続けられましたが、インドネシア軍に独占されたり、主要産業として重要視されなかったりしました。そのため、農薬や化学肥料にかける資金が乏しくなりました。しかし、これが逆に無農薬栽培を定着させることになりました。
1999年に住民投票で独立を選択した後も、治安悪化やインフラ不足などの問題に直面しました。コーヒー農家の多くは生活をするのに十分な収入を得ることができませんでした。しかし、国際社会の支援やフェアトレードの取り組みによって、コーヒー栽培の技術や品質が向上し、コーヒー農家の収入も改善されました。現在では、有機JASやUSDAオーガニック、EUオーガニックなどの認証を取得したGOULALAは、世界各国に輸出されています。GOULALAは、そのほろ苦さと果実味のバランスが良いので、様々なシーンで飲むことができます。例えば、以下のようなシーンがおすすめです。
- 朝食やブランチに。GOULALAは、その軽やかで爽やかな味わいが、朝の目覚めにぴったりです。また、パンやサンドイッチ、サラダなどの軽食とも相性が良いです。
- おやつやデザートに。GOULALAは、その鮮やかな果実味が、甘いお菓子やスイーツとも合います。特にチョコレート系のお菓子やスイーツと一緒に飲むと、チョコレートの風味が増します。
- リラックスタイムに。GOULALAは、その優しい余韻が、心地よいひとときを演出します。本を読んだり、音楽を聴いたり、映画を観たりしながら、ゆっくりと味わってください。
GOULALAは、そのバランスの良い味わいから、あなたの好きなシーンで楽しむことができます。ぜひ一度お試し下さい。
シティーロースト
酸味★★
甘味★★★
香り★★★
苦味★★
【焙煎度合い】
1.シナモンロースト(浅煎り)
2.ハイロースト(中浅煎り)
3.シティーロースト(中煎り)おすすめ
4.フルシティーロースト(中深煎り)
5.フレンチロースト(深煎り)
【挽き加減】
・豆のまま
・粗挽き(サイフォン・パーコレーター・フレンチプレス)
・中挽き(ペーパーフィルター・金属フィルタードリップ・コーヒーメーカー)
・細引き(エスプレッソ・トルココーヒー)
挽き加減は備考欄からお知らせください。